キャンプの必須品『白灯油』とは

アウトドア初心者
アウトドア・キャンプ用語『白灯油』について教えてください。

アウトドアの達人
白灯油とは、灯油、ケロシン、白灯油といった名称が同じ液体燃料のことです。

アウトドア初心者
購入時、ホワイトガソリンと間違えないように注意が必要だとありますが、違いは何ですか?

アウトドアの達人
ホワイトガソリンは、使用する器具が異なる液体燃料なので、注意が必要です。
白灯油とは。
アウトドアキャンプで耳にする「白灯油」という用語ですが、「灯油」「ケロシン」「白灯油」はすべて同じものを指します。ただし、ホームセンターなどで購入する際には、ホワイトガソリン(解説は108ページを参照)との間違えに注意が必要です。どちらも液体燃料ではありますが、使用する機器が異なるため、間違えないよう確認してください。
白灯油の正体

キャンプで欠かせない装備の1つである白灯油。その正体は、石油から精製された鉱油の一種で、灯油の一種でもあります。ただし、一般的な家庭用の灯油とは異なり、白灯油は純度が高く、煙やニオイが少ないのが特徴です。そのため、キャンプのランタンやストーブの燃料として適しており、明るく安定した光や熱源を提供してくれます。
ホームセンターでの購入時の注意点

ホームセンターでの白灯油購入時の注意点として、以下の点を認識しておきましょう。
首先、ホームセンターで販売されている白灯油は、一般的に家庭用の暖房器具などに使われる灯油です。ランタンなどのキャンプ用品には「ランタン用」と明記されたものを選択してください。普通の灯油とランタン用灯油では、含まれる成分や燃焼特性が異なるためです。
また、容器の密閉性を十分に確認してください。白灯油は揮発性が高いので、容器が密閉されていないと漏れる可能性があります。特に蓋が緩んでいないかどうかを念入りにチェックしましょう。
さらに、容器に傷や破損がないかも確認しましょう。傷や破損があるとそこから漏れる可能性があります。安全のため、異常がないかを入念に点検してください。
ホワイトガソリンとの違い

ホワイトガソリンとの違い
白灯油は、ホワイトガソリンとは異なる燃料です。どちらも石油製品ですが、精製プロセスが異なります。ホワイトガソリンはより揮発性が高く、白灯油よりも軽い引火点があります。そのため、ホワイトガソリンは白灯油よりも燃料として燃焼するのが早くなります。一方、白灯油は引火点がより高く、揮発性が低いため、より安全に扱えます。また、白灯油はすすが少ないため、クリーンな燃焼を実現できます。
白灯油を使用する器具

キャンプの必須品である白灯油は、ランタンやヒーターなど、さまざまな器具で使用されます。ランタンは、夜間に照明を確保したり、テント内を暖かくしたりするために使用され、ヒーターは寒い時期のテント内の暖房に使用されます。これらの器具は、白灯油を燃料として燃焼し、明かりや熱を発生させます。
白灯油の保管と使用方法

-白灯油の保管と使用方法-
白灯油は、キャンプにおいて必須の燃料です。安全かつ適切に使用するために、以下の保管と使用方法を遵守することが重要です。
保管時には、必ず密閉容器に入れて、涼しく、風通しの良い場所で保管してください。容器は、プラスチック製ではなく、金属製を使用しましょう。また、直射日光や熱源の近くには置かないでください。
点火する際は、必ず専用の懐中電灯やマッチを使用し、ライターは使用しないでください。白灯油は揮発性が高いため、ライターの火花が引火するおそれがあります。点火後、火が安定するまで十分に燃焼させてください。
使用後は、確実に消火してください。蓋を完全に閉じて、火が消えていることを確認しましょう。消火した直後は容器が熱くなっているので、取り扱いには注意が必要です。