キャンプで使う「かまど」の種類

アウトドア初心者
先生、『かまど』ってどういう意味ですか?

アウトドアの達人
『かまど』は、キャンプで焚き火をするスペースのことだよ。岩や地面を利用して作ることが多いんだ。

アウトドア初心者
岩や地面を使うんですね。じゃあ、丸い穴を2つ用意する『キーホール型』ってどういうものですか?

アウトドアの達人
『キーホール型』は、焚き火用と煮炊き用の穴を分けた形なんだ。焚き火の熱を効率的に利用できて、調理をするのに便利だよ。
かまどとは。
キャンプ場で焚き火をする場所として知られる「かまど」は、火をおこして焚き火をするスペースのことです。
キャンプ場には、コンクリートやレンガなどでできた野外炉が備わっている場合もあります。直火が可能な場所では、適当な大きさの岩があれば、それを囲って焚き火場をつくるのが基本です。これにより、ある程度の風よけとなり、小物置きや鍋を吊るすトライポッドを設置するのにも便利です。
岩がない場合は、地面に穴を掘ります。焚き火と調理を効率的に同時に行う場合は、2つの丸い穴を掘って「鍵穴型」にするのがおすすめです。焚き火用と煮炊き用の穴に分けると、調理もしやすくなります。
野外炉

野外炉とは、キャンプで火起こしや調理を行うための簡易な構造の炉のことです。地面に穴を掘ったり、石やレンガを積み重ねたりして作ることができます。
野外炉の大きな利点は、軽量で持ち運びが容易なこと。また、自然素材を使用して安価に作れるため、キャンプ初心者にも適した選択肢です。
ただし、野外炉は焚き火台と比べて火力や効率が劣ります。また、地面に直接火を付けるため、火災の危険性も高くなります。そのため、使用の際には十分な注意が必要です。
岩で囲む

岩で囲むという方法は、最も基本的なかまどです。この方法は、地表に平らな石を置き、その周囲に岩を積み重ねて囲っていきます。この岩の囲いがあることで、風の影響を受けにくくなり、火をおこしやすくなります。また、岩が熱を保持してくれるので、保温性に優れ、長く火を保つことができます。この方法は、初心者にも簡単に作ることができ、安定性も高いので、初心者におすすめの方法です。
地面を掘る

最もシンプルな方法の一つが、地面を掘ることです。これは、地面に穴を掘って、その中に焚き火をして調理をするというものです。穴を掘る場所は、平らで、木の根や岩などがなく、周囲に可燃物が少ないことが条件です。また、穴の深さは、火から出る熱が地面に伝わりすぎないように、20~30センチ程度にします。
キーホール型

-キーホール型-
キーホール型のかまどは、穴が鍵穴の形をしているのが特徴です。この形状により、風向きを調整しやすく、効率的な燃焼が可能です。底面が広く、上に向かって狭くなっている構造のため、安定性があり、大型の鍋やフライパンなどを置いても安定して使用できます。また、燃焼中に灰が下に落ちやすく、お手入れがしやすいのも特徴です。焚き火台の形状を活かして、調理中に炭や薪を継ぎ足したり、鍋の位置を調整したりするのも容易です。
焚き火用と煮炊き用の穴

キャンプ時の調理において、かまどは欠かせないアイテムです。かまどには大きく分けて2種類あります。焚き火用と煮炊き用の穴です。
焚き火用の穴は、主に暖をとったり、焚き火料理をしたりするためのもので、地面に掘った穴に石を並べて囲みます。煮炊き用の穴は、鍋やダッチオーブンを使用するためのものです。こちらも同様に穴を掘りますが、焚き火用よりも小さく、側面を高くして風を防ぎます。また、穴の底に石を敷き詰めて熱を逃がしにくくします。