雪庇とは?注意すべき危険性と対策
雪庇とは、急斜面の尾根や崖から吹きだまった雪が、斜面から張り出して形成される雪の庇のことです。一般的には、風の強い山で多く見られ、規模や形状は風向や斜面の状態によって異なります。
雪庇が形成される過程は、まず風の影響によって雪が斜面に吹きだまります。その後、風によって山頂付近の雪が吹き飛ばされ、尾根や崖の縁に雪が溜まります。こうして積み重なった雪が重みで斜面から張り出し、雪庇が形成されるのです。雪庇の張り出し角度は、斜面の傾斜角度や雪の質、積雪量などによって決まります。