アウトドアキャンプ用語辞典「アルコール」

アウトドア初心者
アウトドア・キャンプ用語『アルコール』について教えてください。

アウトドアの達人
アルコールとは、キャンプで使われる燃料のことです。主にアルコールストーブで使用します。

アウトドア初心者
アルコールはどこで購入できますか?

アウトドアの達人
薬局やホームセンターで「燃料用アルコール」として販売されています。
アルコールとは。
キャンプで使われる燃料の一種が「アルコール」です。エタノールやメタノールを混ぜ合わせて作られ、主にアルコールストーブで燃焼させます。薬局やホームセンターなどで「燃料用アルコール」として販売されており、比較的安価で入手しやすいのが特徴です。また、旅先でも見つけやすいのも魅力の一つです。
アルコールとは

「アルコール」とは、有機化合物の一種で、水酸基 (-OH) を持つ炭化水素のことです。アルコールにはさまざまな種類があり、エタノール(飲むアルコール)、メタノール(燃料用)、イソプロパノール(消毒用)などが知られています。
アウトドアキャンプでは、エタノールが含まれた「ランタン燃料」や「液体燃料」が使用されます。これらの燃料は、低い融点で燃焼効率が良く、寒冷地でも使用できます。また、「アルコールストーブ」は、エタノールを燃料として使用するコンパクトなストーブで、手軽に調理や暖を取ることができます。
アルコール燃料の種類

–アルコール燃料の種類–
アウトドアキャンプで一般的なアルコール燃料には、さまざまな種類があります。それぞれに独自の特性があり、用途に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。
* -変性エタノール-最も一般的なアルコール燃料で、無色無臭です。エネルギー密度が低く、低温環境では燃焼しにくいという欠点があります。
* -メチルアルコール(メタノール)-変性エタノールよりもエネルギー密度が高く、低温でも燃焼します。ただし、毒性があり、誤って摂取すると危険です。
* -イソプロパノール(イソプロピルアルコール)-変性エタノールに次いで一般的なアルコール燃料で、エネルギー密度は高く、低温でも燃焼します。匂いが強く、刺激性もあります。
* -燃料用アルコール(デナチュールアルコール)-変性エタノールにメチルアルコールやイソプロパノールなどの他のアルコールを添加した混合燃料です。エネルギー密度が高く、低温でも燃焼します。
アルコールストーブ

-アルコールストーブ-
アウトドアキャンプで使用するアルコールストーブは、燃料としてアルコールを使用する小型で軽量なコンロです。燃料タンクとバーナーから構成されており、アルコールを燃料タンクに入れ、点火するとバーナー部分で燃焼します。アルコールストーブは、軽量で携帯性に優れており、燃料も入手しやすいので、ソロキャンプやハイキングなど、荷物を軽くしたい場合に適しています。
ただし、アルコールストーブは燃焼時に煤が出るので、テント内での使用は避けたほうがよいでしょう。また、燃焼時間が短いので、長時間料理をするような場合には不向きです。
アルコール燃料のメリットとデメリット

-アルコール燃料のメリットとデメリット-
アルコール燃料はアウトドアキャンプで広く用いられており、いくつかのメリットがあります。軽量でコンパクトで、持ち運びに便利です。燃焼効率が高く、少量の燃料で長時間使用できます。安全性が高く、ガス燃料と比べて引火点が高いため、取り扱いが容易です。
一方で、アルコール燃料にもデメリットがあります。気温が低いと燃焼しにくいため、寒い環境での使用には適していません。燃焼時に煤が出やすいため、調理器具を汚したり、周囲を煙で充満させたりすることがあります。また、火力調整が難しいため、繊細な調理には適していません。さらに、アルコール燃料は水に弱いので、濡れると燃焼しなくなってしまう点にも注意が必要です。
アルコール燃料の使用方法

アルコール燃料の使用方法
アルコール燃料は、キャンプでの調理や暖房に便利な燃料です。使用する際には、以下の手順に従ってください。
まず、アルコールストーブに燃料を注ぎます。注ぎすぎると燃料がこぼれてしまうので、注意しましょう。次に、着火剤を使用して着火します。この際、炎が大きくなりすぎないように注意してください。火が安定したら、調理器具を置いて利用できます。
使用後は、必ず火を消火してください。燃料が残っている場合でも、消火器や水をかけて消しましょう。また、アルコール燃料は揮発性が高いので、保管時には蓋をしっかりと閉めてください。