知っておきたいアウトドア・キャンプ用語『クランポン』

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知っておきたいアウトドア・キャンプ用語『クランポン』

アウトドア初心者

先生!『クランポン』について教えてください。

アウトドアの達人

クランポンは、登山用語で、アイゼンと同じ道具のことだよ。フランス語の『crampon』が語源になっているんだ。

アウトドア初心者

なるほど!アイゼンとは同じものなのですね。

アウトドアの達人

そうだよ。雪山や氷河を歩くときに、靴に取り付けて滑り止めとして使う道具なんだよ。

クランポンとは。

アウトドア・キャンプ用語の「クランポン」とは、登山時に使用する靴に装着する爪付きの器具のことです。アイゼンとも呼ばれます。語源はフランス語の「crampon」です。

クランポンの歴史と語源

クランポンの歴史と語源

クランポンの歴史と語源 「クランポン」という言葉は、フランス語の「crampon」に由来しています。この言葉は、中世フランス語の「crampon」、ラテン語の「crampus」にまで遡り、意味は「くちばし」です。この用語は、クランポンの先端のくちばしのような形状に由来しています。 クランポンの歴史は古く、中世ヨーロッパまで遡ります。当時、氷上で活動する登山者や猟師が、凍った地形のトラクションを確保するために、足を革紐でわらじやブーツに縛り付け、その先端に釘を打ち付けていました。この初期のクランポンは、「ステップアイゼン」と呼ばれ、現在の10本爪アイゼンよりもはるかに簡素なものでした。

アイゼンとの違い

アイゼンとの違い

アイゼンとの違い クランポンとアイゼンは、どちらも雪や氷の上を歩くために使用する道具ですが、それぞれに異なる特徴があります。 クランポンは、主に登山やクライミングで使用され、岩や氷の表面で安定して歩くために設計されています。一方、アイゼンは主にハイキングやトレイルランニングに使用され、雪や氷の上を歩くための牽引力を提供します。

クランポンの種類

クランポンの種類

クランポンの種類 クランポンは、目的や使用条件に応じてさまざまなタイプがあります。一般的には、アイゼンとセミアイゼンと呼ばれる2つの主要なカテゴリに分類されます。 アイゼンは、最も一般的なタイプで、靴底全体を覆い、急な氷や岩場での歩行に適しています。対して、セミアイゼンは軽量でコンパクトで、比較的緩やかな氷や雪面を歩く場合に使用されます。 さらに、アイゼンには、水平方向の歯(フロントポイント)の数によって分類されます。4本爪から12本爪以上のものがあり、歯が多いほど氷や岩へのグリップ力が高くなります。

クランポンの選び方

クランポンの選び方

-クランポンの選び方- クランポンを選択する際には、使用する目的や地形を考慮することが重要です。氷雪に覆われたトレイルでは、10本爪のストラップ式クランポンが適しています。急斜面やアイスクライミングには、もっとアグレッシブな12本爪または14本爪のクリップイン式クランポンが適しています。 また、ブーツとの適合性も重要です。クランポンはさまざまな種類のブーツに合わせて設計されているので、自分のブーツに合うモデルを購入する必要があります。クランポンにはフロントポイント、ヒールポイント、つなぎバンドがあり、ブーツのつま先、かかと、側面にしっかりと固定されます。 さらに、クランポンの素材も考慮すべき要素です。スチール製のクランポンは耐久性がありますが重量があります。アルミ製のクランポンは軽量ですが、スチール製ほど耐久性はありません。ハイブリッドタイプのクランポンは、スチールとアルミの両方の長所を兼ね備えています。

クランポンの使い方と注意点

クランポンの使い方と注意点

クランポンの使い方と注意点 クランポンを装着したら、実際に使用するための基本的な使い方と注意事項を把握しておきましょう。雪面を歩く際には、クランポンの前爪を雪にしっかりと食い込ませながら、着実に歩を進めます。斜面を登る場合は、前爪に加えてアイゼンの爪を雪に食い込ませて、バランスを保ちながら登りましょう。逆に斜面を下る場合は、前爪が雪面を捉えることで滑落を防ぎます。 また、クランポンを使用する際には、以下のような注意点も守ることが大切です。クランポンは雪面での歩行や登攀に適していますが、アスファルトなどの硬い路面では使用しないようにしましょう。クランポンの刃が破損する恐れがあるだけでなく、床を傷つける可能性もあります。また、クランポンは誤って足を刺す危険性があるため、取り扱いには十分注意してください。

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