アウトドア・キャンプのカッティングボード【用語解説】

アウトドア初心者
先生、「カッティングボード」ってなんですか?

アウトドアの達人
食材を切るための調理器具で、お皿としても使うことができるよ。元々はパンやチーズを切るのに使われていたものなんだ。

アウトドア初心者
まな板と何が違うんですか?

アウトドアの達人
まな板は包丁の刃こぼれを防ぐために柔らかい木材が使われることが多いけど、カッティングボードはナイフでも傷がつきにくい硬い木材が使われているよ。
カッティングボードとは
アウトドアキャンプにおける「カッティングボード」とは、食材を切るためのまな板としての役割だけでなく、お皿として料理をスタイリッシュに盛り付けることもできる多機能アイテムです。
元々はブレッドナイフでパンやチーズ、ピザをカットする際に使用されていましたが、一般的なまな板とは異なります。まな板は包丁の刃を傷めないように柔らかな木材を使用していることが多いのに対し、カッティングボードはナイフ傷がつきにくいように硬い木材を使用しています。
天然木のカッティングボードは使い込むほど味わい深くなり、竹製のタイプも人気があります。
カッティングボードとまない板の違い

アウトドア・キャンプなどで使用するカッティングボードと、家庭で使用するまない板は、一見すると同じような板状の調理器具ですが、実は用途や材質に違いがあります。カッティングボードは、食材を切る・刻むための専用器具で、比較的硬く丈夫な素材で作られています。そのため、包丁を使った調理に適しています。一方、まない板は、主に野菜や果物の皮むきや食材の混ぜ合わせに使用され、やわらかく弾力のある素材で作られています。包丁で切ったり刻んだりすると、板が傷んだり変形したりしやすい性質があります。
カッティングボードの素材

カッティングボードの素材は、耐久性、衛生面、お手入れのしやすさを考慮して選択することが重要です。一般的な素材としては、プラスチック、木材、ガラス、大理石があります。
* -プラスチック- 軽量で扱いやすいが、ナイフの傷がつきやすく、細菌が繁殖しやすい恐れがあります。
* -木材- 耐久性が高く、自然な風合いがあるが、手入れに時間がかかり、水分を吸収しやすいのでカビが発生する可能性があります。
* -ガラス- 傷がつきにくく、衛生的なものの、重く割れやすいという欠点があります。
* -大理石- 高級感のある見た目で、耐久性と衛生面に優れるが、非常に高価です。
天然木と竹製のカッティングボード

天然木製のカッティングボードは、耐久性、防菌性、美しさなどの優れた特性を持っています。ウォールナット、チーク、メイプルなどの硬材は、ナイフの衝撃に強く、包丁の刃を傷めません。また、天然の抗菌作用を備えているため、細菌の繁殖を防ぎます。さらに、木の豊かな木目が美しい装飾品にもなります。
一方、竹製のカッティングボードは、環境に優しいというメリットがあります。竹は成長が早く、持続可能な資源です。また、天然木よりも軽くて柔軟性があるため、持ち運びや収納が容易です。さらに、竹には天然の抗菌作用があり、木のにおいを吸収する性質もあります。
カッティングボードの選び方

アウトドア・キャンプでのカッティングボード選びは、料理の効率と安全性を左右します。素材や形状、サイズ、機能性などを考慮することが重要です。
素材は、耐久性や衛生面に影響します。木製ボードは天然素材で、包丁の傷が付きにくいメリットがありますが、水に弱く菌が繁殖しやすくなります。プラスチック製ボードは水に強く、手入れが簡単ですが、包丁で傷が付きやすい欠点があります。
形状は、作業効率に影響します。長方形タイプはスペースを有効活用でき、広い食材のカットに向いています。丸型タイプは小さく、コンパクトに持ち運べます。
サイズは、調理する食材の量によって選択します。小型のボードは携帯性に優れていますが、大型のボードはより多くの食材をカットできます。
機能性として、溝付きのボードは肉や魚の汁気を逃がし、衛生的です。ハンドル付きのボードは持ち運びやすく、スタンド機能付きのボードは食材を傾けてカットできます。
カッティングボードのメンテナンス

カッティングボードのメンテナンスは、その長寿命と衛生状態を維持する上で不可欠です。木製のカッティングボードは、定期的にオイルを塗布することで水分が浸透するのを防ぎ、ひび割れや歪みを防止できます。オイルはミネラルオイルや木工用ワックスがおすすめで、1~2週間ごと、または使用頻度に応じて塗布します。プラスチック製のカッティングボードは、熱い石鹸水で洗うか、食器洗い機を使用して簡単に洗浄できます。いずれの場合も、使用後は必ず完全に乾燥させ、細菌の繁殖を防ぐことが重要です。