アウトドアキャンプ用語の「連結」とは?進化と現在の人気をご紹介

アウトドア初心者
アウトドア・キャンプ用語でいう『連結』ってどういう意味ですか?

アウトドアの達人
テントとタープを接続して居住空間を拡大するレイアウトのことです。雨天時の移動も濡れずに済むため、ファミリーキャンプで人気がありました。

アウトドア初心者
なるほど。雨の日も快適に過ごせるんですね。でも今はあまり流行っていないんですか?

アウトドアの達人
はい。ロースタイルやツールームテントの台頭により、連結スタイルは徐々に下火になっています。ただし、小川張りなど、根強い人気を誇るスタイルも存在しています。
連結とは。
「連結キャンプ」とは、テントとタープ(スクリーンタープやシェルターも含む)をつなげて、より快適な空間を作るレイアウトのことです。 2010年頃には、ファミリーキャンプ用の大型ドームテントとスクリーンタープを縦につなげるスタイルが主流になりました。この頃、多くのメーカーが連結に対応したテントを発売しました。 雨の日でも寝室とリビングを行き来するときに濡れず、小さなお子様のいるご家族には、どこでも立って移動できるのがメリットでした。広々と快適に過ごせる定番のスタイルでしたが、近年はロースタイル化やツールームテント、トンネル型テントの台頭により、「連結キャンプ」の流行は落ち着いています。 それでも、根強い人気を誇る「小川張り」などの連結スタイルも、現在でも広く親しまれています。
連結の定義:テントとタープを接合するレイアウト

連結とは、テントとタープを接合してレイアウトする方法です。テントの出入り口を広げてタープを被せることで、雨や風を防ぎ、日陰を作って快適な空間を作り出します。このレイアウトは、キャンプでのプライバシー保護や悪天候時の保護に役立ちます。
ファミリーキャンプの浸透:大型ドームテントとスクリーンタープの連結スタイル

ファミリーキャンプの浸透を背景に、大型のドームテントにスクリーンタープを連結するというスタイルが人気を博しています。このスタイルは、家族みんなで快適にアウトドアを楽しむことを可能にします。 大型ドームテントは、居室空間が広く、家族全員がゆったりと過ごせます。また、スクリーンタープを連結することで、虫や雨をシャットアウトしながら、開放感のあるアウトドアリビングを作ることができます。タープ内は日差しを遮り、風を程よく通してくれるため、快適に過ごすことができます。 この連結スタイルは、特に子供連れのファミリーに好評です。子供たちはタープ内で自由に遊び、大人たちはテント内でくつろいだり、食事の準備をしたりすることができます。また、タープ内は開放的なので、子供たちが外で遊んでいる様子を監視することができます。
雨天時の快適性:濡れずに寝室とリビングの移動が可能

アウトドアキャンプにおける「連結」とは、複数のテントやシェルターをつなげて利用することを意味します。この機能により、雨天時などの悪天候でも、寝室とリビングスペース間の移動が濡れずに可能となります。 従来は、連結といえば、テントの本体にタープを接続して、小さな屋根付き空間を作るスタイルが主流でした。しかし、近年では、複数のテントを自在に組み合わせる「マルチルームシステム」と呼ばれるスタイルが登場。これにより、寝室やリビング、キッチンなどの複数の部屋を組み合わせた、快適なキャンプ空間を構築できるようになりました。 この「連結」機能の進化により、キャンプの快適性と利便性が向上。雨風に左右されずに、快適に過ごすことができるようになりました。
連結スタイルの衰退:コンパクト化やツールームテントの台頭

近年、アウトドアキャンプでは、「連結」というスタイルが衰退傾向にあります。その背景には、キャンプ用具のコンパクト化やツールームテントの台頭があります。 以前は、大きなファミリーテントを連結して広大な居住スペースを確保するのが一般的でした。しかし、近年では、軽量で簡単に持ち運べるテントが普及し始めました。これらのテントは連結に適さないため、連結スタイルが下火になりつつあります。 さらに、ツールームテントも人気を高めています。ツールームテントは、リビングスペースと寝室スペースを別々に設けたテントで、居住性を向上させた点が特徴です。このテントは、ファミリーでも十分な広さを確保できますが、連結する必要がないため、手軽さと快適さを両立しています。
根強い人気を誇る小川張り

小川張りは、キャンプシーンで根強い人気を誇るテントの張り方です。その名の通り、小川テントの创始人・小川治夫氏が考案した張り方で、シンプルな構造ながら高い機能性を備えています。 小川張りの特徴は、横長の張綱を地面にペグダウンし、テント本体をわずかに浮かせた状態にすることです。これにより、テント内に通気性が確保され、結露を抑制することができます。また、耐風性にも優れ、強風時でも安定した設営が可能です。 小川張りの利点は、初心者でも簡単に張れるという点です。複雑な張り方を必要とせず、短時間で設営することができます。さらに、多彩なレイアウトが可能なため、人数や好みに合わせてテントの配置をカスタマイズできます。