ワンダーフォーゲルってなに？アウトドア・キャンプ用語を解説
アウトドア初心者
「ワンダーフォーゲル」について教えてください。
アウトドアの達人
ワンダーフォーゲルは、ドイツで始まった野外活動運動で、日本では主に学生のサークル活動として行われています。
アウトドア初心者
「率先して」ってどういう意味ですか？
アウトドアの達人
「率先して」とは、積極的に進んで行動することです。ワンダーフォーゲルでは、メンバーが自分たちで活動の計画を立て、実行しています。
ワンダーフォーゲルとは
アウトドアのキャンプ用具に「ワンダーフォーゲル」というものがあります。略してワンゲルと呼ばれています。この用具は、率先して屋外活動をしようという運動から生まれたもので、ドイツが発祥です。日本では大学や高校で、第二山岳部のようなクラブやサークル活動として行われています。
ワンダーフォーゲルとは？
ワンダーフォーゲルとは、日本語で「さすらいの鳥」を意味するドイツ語の造語です。もともとは、ドイツの若者たちが自然の中での冒険や旅を楽しむために生まれた活動でした。彼らは、徒歩や自転車で自然を歩き回り、テントや山小屋に泊まり、野生の自然と触れ合いました。ドイツでは、ワンダーフォーゲルは若者の間で非常に人気があり、社会運動の一つにもなりました。
ワンダーフォーゲルの歴史
ワンダーフォーゲルは、19世紀後半のヨーロッパで生まれたアウトドア運動です。当時は急激な都市化が進み、人々は自然とのつながりを失っていました。その中で、ドイツの青年たちが「自然を求めて」都市を離れ、山々や森を歩き始めたことが起源といわれています。
初期のワンダーフォーゲルは、自然への回帰や簡素な生活の重視などが特徴でした。彼らはバックパックを背負い、テントや簡易的な装備で何日もかけて山を踏破しました。この運動は次第に他のヨーロッパ諸国にも広がり、自然保護や環境意識の向上に貢献しました。
日本には大正時代にワンダーフォーゲルが伝わりました。当初は学生を中心に人気を集め、野外活動やキャンプ文化の発展に影響を与えました。現在では、ワンダーフォーゲルはアウトドアを楽しむ人々の間で親しまれ、自然体験や仲間との交流を重視する文化として定着しています。
ワンダーフォーゲルと日本の学生運動
ワンダーフォーゲル運動は、大正時代から昭和初期にかけて日本の学生運動に影響を与えました。当時、学生たちは自由と民主主義を訴え、既存の社会秩序への抵抗を強めていました。ワンダーフォーゲル運動は、この学生運動の一翼を担い、学生たちにアウトドアでの集団活動を通じて精神を涵養し、社会改革への意識を高める役割を果たしました。特に、京都帝国大学や東京帝国大学を中心とした学生たちが、ワンダーフォーゲル部を結成し、活発に活動しました。これらの学生たちは、山岳や自然を舞台としたキャンプやハイキングを通して、自主性、協調性、自然への敬意を養い、社会変革への意欲を高めました。
ワンダーフォーゲルとアウトドア・キャンプ
ワンダーフォーゲルは、ドイツ語で「さすらいの鳥」を意味する言葉で、日常生活から離れて自然の中で過ごすアウトドアアクティビティを指します。日本では主にキャンプやトレッキング、ハイキングなどを含む野外活動のことを指します。ワンダーフォーゲルは単にレジャーではなく、自然と人間との共存を尊重し、環境保全の意識も根底にあります。自然の美しさを満喫し、心身ともにリフレッシュできるアウトドア・キャンプの一形態として親しまれています。
ワンダーフォーゲルを体験する
ワンダーフォーゲルを体験するには、まずクラブやサークルに参加するか、ツアー会社を利用する方法があります。クラブやサークルでは、ハイキングやキャンプの基礎を学んだり、仲間と一緒に自然を探索したりできます。ツアー会社を利用すれば、装備や食事などの準備を任せられるため、手軽にワンダーフォーゲルを楽しむことができます。初心者の場合、簡単なハイキングやキャンプから始めることをおススメします。徐々に距離や標高を上げていくことで、体力や技術を向上させていけます。
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