伐採斧を徹底解説!初心者から達人まで知っておきたい使い方と選び方
アウトドア初心者
伐採斧について教えてください。
アウトドアの達人
伐採斧は丸太を木目と逆らった方向に切るために使用する斧で、フェリングアックスとも呼ばれています。
アウトドア初心者
丸太を木目と逆らった方向に切るのはなぜですか?
アウトドアの達人
木目と逆らった方向に切ると、木の繊維がつぶれて、より安定した表面が得られます。これにより、丸太を加工しやすく、怪我のリスクも低くなります。
伐採斧とは
アウトドアキャンプ用語の「伐採斧」は、丸太を木目とは逆方向(横断面に対して水平)に切り倒すために使う斧です。別名「フェリングアックス」とも呼ばれます。
伐採斧の用途
伐採斧の用途としては、大きく分けて二つあります。一つ目は、伐採です。これは樹木を伐り倒すことを指します。伐採斧は、その重さと鋭い刃によって木の幹に深く食い込み、効率的に伐り倒すことができます。 二つ目は、枝打ちです。これは伐り倒した木の枝を切り落とすことを指します。伐採斧は、適度な重量と長さがあるため、枝を素早く切り落とすのに適しています。また、刃の形状も枝打ち用に最適化されており、鋭いだけでなく、枝がめり込まないように工夫されています。
伐採斧の特徴
伐採斧の特徴は、伐採作業に特化した形状と構造を有している。まず、刃先が厚く頑丈で、木の幹を力強く切り倒すのに適している。また、柄が長く、両手でしっかりと握れるため、大きな力も加えることができる。さらに、刃の重量が重めになっており、木の幹に食い込みやすく、切れ味も長持ちする。これらの特徴により、伐採斧は森の中で効率よく伐採作業を行うのに不可欠な道具となっている。
他の斧との違い
伐採斧と他の斧との大きな違いは、刃先の形と大きさです。伐採斧は、厚く、重たく、広く、鋭利な刃先を持っています。これは、木の幹を切り倒したり、枝を伐採したり、丸太を割ったりするのに適した形状になっています。一方で、他の斧、例えば手斧や割斧などは、より細く、軽く、刃先は鋭角ですが、伐採斧ほど広くはありません。これらの斧は、小さな切り込みや、薪などの割る作業に適しています。さらに、伐採斧は通常、長い柄を持ち、より高い力を加えることができます。
伐採斧の選び方
伐採斧を選ぶ際には、以下の要素を考慮することが重要です。
斧の大きさ
伐採する木の大きさに合った重量とサイズの斧を選択しましょう。
刃の種類
一般的な伐採斧には、劈開刃と万能刃の2種類の刃があります。劈開刃は木材を繊維に沿って切り裂くのに適しており、万能刃はさまざまな用途に使用できます。
柄の長さ
作業しやすい適切な長さの柄を選びましょう。柄が短すぎると力が入りませんが、長すぎると扱いづらくなります。
重量
楽に扱える重量の斧を選びましょう。重すぎる斧はすぐに疲れてしまうため、効率が低下します。
刃の材質
耐久性と切れ味の良い、スチールまたは鍛鋼製の刃を選択しましょう。また、防錆加工が施されていると、メンテナンスや寿命が向上します。
伐採斧の使い方
伐採斧の使い方は、作業の安全性を確保し、効率的な伐採を行うために不可欠です。まず、伐採斧の扱いに慣れるため、安全で開けた場所で練習することをお勧めします。
伐採時には、両手で斧を持ち、背筋を伸ばし、安定した足場を確保することが重要です。斧を振る時は、腕ではなく、肩と腰の力を使いましょう。
伐倒する木にできるだけ近い位置に取り付き、低い位置から切り込みを入れます。最初に切り込みを作ることで、木をコントロールしやすくなります。
切り込みの角度は、木の大きさや切る方向によって調整します。その後、切り込みに向かって斧を振り下ろし、次第に切り口を深めていきます。切った部分はノッチと呼ばれます。
ノッチを深く入れるほど、木は倒れやすくなります。 反対側に切り込みを入れ、ノッチを深くしたら、最後の背割りを行います。
背割りは、ノッチと反対側に斧を入れ、木の繊維を切断します。背割りの深さは、ノッチの深さと同じくらいにします。
背割りが完了すると、木は倒れ始めます。安全な距離を取り、落下の様子に注意しながら、必要に応じてくさびで倒す方向を調整します。